刑事事件

未成年が準強制性交等の嫌疑で逮捕|身柄解放のための弁護活動

未成年が準強制性交等の嫌疑で逮捕|身柄解放のための弁護活動

ここでは、未成年が準強制性交等の嫌疑で逮捕された事件の、弁護士の弁護活動の内容を説明します。

1.事案概要(事案内容を修正しています)

無実の未成年の学生が準強制性交等の嫌疑で逮捕されました。

しかし、最終的に身柄は、弁護士の弁護活動によって解放されました。

(1) 未成年の学生が準強制性交等の嫌疑で逮捕

未成年の学生であるAさんが、たまたま出会った少し酔っていた成人女性と同意の上でホテルで性交渉を持ち、女性はその後まもなく普通の様子で部屋から出て行きました。

しばらくして、警察官がホテルに来てAさんを逮捕したのでした。

逮捕された容疑は、お酒に酔って抵抗できない状態の女性に対して性交渉を行ったというものです。

(2) 泉総合法律事務所への刑事弁護の依頼

警察署からAさんが逮捕されたという連絡を受けたAさんの保護者は、刑事弁護の依頼を泉総合法律事務所にしました。

保護者は、Aさんが準強制性交等(改正前の刑法でいうところの準強姦)や監禁などを行ったというのは、普段の行動からあり得ないことで、何かの間違いに違いないとの理由から、Aさんが無実であり、処分を一切受けないようにしてほしいとのことでした。

また、保護者は、Aさんが学生であり、逮捕が学校側に知られ退学処分とならないように早期に身柄解放してほしいとの要望もありました。

Aさんは、少年であったため、犯罪の嫌疑が認められれば、必ず家庭裁判所に送致されてしまうことになります。

この場合には嫌疑の犯罪の重大性から少年鑑別所への収容という看護措置が十分予想されました。

2.「準強制性交等」とは何か

刑法では、「準強制性交等」は次のように規定されています。

刑法第177条
十三歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交(以下「性交等」という)をした者は、強制性交等の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とする。

刑法178条2項
人の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、性交等をした者は、前条の例による。

3.弁護活動の具体的内容

(1) 嘘の自白をせず黙秘する

ご依頼を受けた後、早速、Aさんと面会したところ、Aさん自身も女性がお酒によって抵抗できない状態にあるのをいいことに性交渉をしたようなことはなく、女性の同意の下に性交渉をしただけであって、監禁したようなこともないと話していましたので、Aさんに対しては、嘘の自白をしてしまわないよう、取調べで黙秘をするように伝えました。

(2) 勾留の不服申し立て等

Aさんの行いは罪にはならず、犯罪の嫌疑がないということを明らかにして、家庭裁判所に送致されないようにすることを目指すことにしました。

また、退学処分を受けることがないように、身柄拘束からの早期解放も目指すことにし、すぐにAさんの勾留に対して不服申し立てを行いました(もっとも、これについては棄却されてしまいました)。

(3)  3人による弁護士による被疑者の励まし

取調べでAさんが嘘の自白をしてしまわないよう、泉総合法律事務所所属の3名の弁護士が代わる代わる頻繁にAさんと面会を行い、Aさんを励ましながらアドバイスをしました。

また、Aさんと一緒に逮捕されてしまった男性の弁護人とも連絡を取り合い、お互いに取調べで黙秘をすることなどの方針を共有しました。

(4) 処分結果

以上のような弁護活動の結果、勾留期間の満了日を待たず、Aさんは釈放されました。

担当検察官によると、Aさんについて、犯罪の嫌疑が認められないという判断を行ったとのことで、家庭裁判所にも送致されませんでした。

4.担当した弁護士の感想

どの点に工夫し、また、苦労したか

少年の場合、犯罪の嫌疑が認められると必ず家庭裁判所に送致されてしまい、逮捕勾留された状態で家庭裁判所に送致されると、多くの場合、少年鑑別所に収容されて、その後、最大で約2か月間拘束が継続されます。

今回のように、逮捕勾留されてしまったものの、無実であることを明らかにして、家庭裁判所に送致されないようにすることを目指す場合、早い段階で弁護人がついて、密に少年本人との面会を行い、少年が捜査機関の取調べのプレッシャーに負けて嘘の自白をしてしまわないようにする必要があります。

今回は、逮捕後、早い段階でご両親からのご依頼があったため、速やかにAさんと面会して取調べに関する注意点等をアドバイスし、その後も3名の弁護人で代わる代わる密な面会を重ねることができ、その結果、Aさんが勾留満期を待たずに釈放され、家庭裁判所にも送致されることなく事件を終結させることができました。

5.泉総合法律事務所川口支店へご相談下さい

準強制性交等の嫌疑で逮捕されまった場合、初期の段階から弁護活動を行う必要があります。

刑事事件はスピード勝負です。川口市、蕨市、さいたま市、京浜東北線沿線にお住まい、お勤めの方で、刑事事件の被疑者となってしまった方やその家族は、ぜひお早めに泉総合法律事務所川口支店までご相談下さい。

早期の弁護活動開始により、不起訴を勝ち取ることができる可能性があります。

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