不倫慰謝料

結婚した夫婦の約40%が離婚!?川口市における不倫慰謝料事情

結婚した夫婦の約40%が離婚!?川口市における不倫慰謝料事情

川口市は、埼玉県の南東部に位置しており、さいたま市に次いで県内第2位の人口を誇ります。

荒川を挟んで東京都と接している川口市は、東京駅までは京浜東北線1本で約30分弱、その他、池袋や新宿など、都心部へのアクセスが非常に良いため、東京都のベッドタウンとして発展してきました。

かつては「鋳物の街」と呼ばれ、現在も職人の技術は受け継がれ続けており、川口の鋳物製品は品質がよく、人気がありますが、街並みは大きく変化していて、鋳物工場に代わって今はマンションが立ち並んでいます。

今回はそんな埼玉県川口市の不倫慰謝料の事情について探ってみたいと思います。

1.川口市の婚姻件数と離婚件数について

川口市の年次別婚姻件数(1年間に婚姻届を提出し、法的に夫婦となったカップルの件数)は、2004年から2010年までは、約3,700件から3,800件を保っており、大きな増減はありませんでしたが、2011年頃から徐々に減少しはじめ、2016年には3,109件にまで減少してしまいました。

婚姻件数の減少は、少子化の原因の一つでもあるため、川口市でも効果の高い対策を講じる必要があるでしょう。

一方、年次別離婚件数はというと、2004年から2010年までは約1,300件から1,400件強でほとんど変動はありませんでしたが、2012年には1,300件を切り、その後もわずかながら減少傾向を見せており、2016年には1,224件となりました。

件数でいえば離婚は減少しているものの、婚姻件数の減少も考慮し、割合で見てみると、1年間に約3,100組の夫婦が誕生すると同時に、約1,200組の夫婦が離婚しているということは、結婚した夫婦の約40%もが離婚しているというように考えることも出来るのではないでしょうか。

ちなみに、埼玉県の県庁所在地であるさいたま市と婚姻件数、離婚件数を比較してみた場合、さいたま市の2016年の婚姻件数は6,682件、離婚件数は1,965件、割合にすると約30%なので、川口市の方が10%も高く、離婚が多い傾向にあることがわかります。

離婚が多ければ、それだけ不倫慰謝料問題が発生する可能性が高いことは間違いないでしょう。

2.埼玉県川口市の人口増加率、婚姻率、離婚率

川口市の人口増加率は、2000年から2005年にかけては104.6%、2005年から2010年にかけては104.3%、2010年から2015年にかけては103.0%と、わずかではありますが増加傾向にあります。

それに伴って世帯数も増加し、2005年は222,130世帯、2010年は242,455世帯、2015年は266,902世帯でした。

しかし、核家族世帯は減少し、単独世帯や高齢単身世帯の比率が多くなっていることから、婚姻率の低下が予想されますが、実際はどうなのでしょうか。

2015年の婚姻率は5.62%、2016年の婚姻率は5.22%と、やはり年々低下しているようです。

また、初婚年齢についても、埼玉県では平成12年には、男性29.1歳、女性27.1歳と30歳を切っていたものが、平成28年には男性31.5歳、女性29.6歳と高齢化しており、埼玉県のみならず全国的な問題となっています。

川口市でも同様に晩婚化の傾向が顕著であると推測されます。

一方、離婚に関してですが、川口市の2016年の離婚率は2.06%でした。埼玉県の2016年の離婚率は、1.74%なので、埼玉県全体を上回る結果となっています。

なお、2016年の離婚率の全国平均は1.73%でしたので、上記のデータを合わせて考えると、川口市の離婚率の高さが浮き彫りとなりました。

3.埼玉県川口市で離婚調停をする場合の裁判所費用

埼玉県川口市に在住の方が離婚調停を行う場合、管轄は以下の裁判所となります。

さいたま家庭裁判所
〒330-0073 埼玉県さいたま市浦和区高砂3-16-45
■JR京浜東北線・高崎線・宇都宮線浦和駅西口下車→徒歩約15分
■JR埼京線中浦和駅下車→徒歩約15分
■浦和駅西口から国際興業バス「志木駅東口・西浦和車庫・蕨駅西口(北町4経由)→県庁前下車

また、離婚調停にかかる費用は、さいたま家庭裁判所の場合、

申立手数料(収入印紙代):1,200円
予納郵券(切手代):1,230円
戸籍謄本取得費用:450円
合計:2,880円

です。ただし、これは一人で申立をする場合の費用であり、弁護士に依頼した場合は、別途弁護士費用がかかります。

4.不倫の慰謝料請求は弁護士にご相談ください

不倫や不貞行為は、それがあきらかになった場合、不倫をしてしまった方も、されてしまった方も、大きなダメージを負います。

特に精神的な負担が大きいのが、慰謝料の交渉です。

自分たちのことは、自分たちで話し合って片をつけようと考え、第三者を交えずに当事者だけで話し合いをするパターンが多いですが、感情的になってしまい、冷静な話し合いをすることは不可能でしょう。

また、法外な慰謝料を請求されてしまったり、払う義務はない、などと突っぱねられてしまったり、請求される側、請求する側、どちらにとってもトラブルが伴います。

そうならないためにも、不倫の慰謝料請求については弁護士に相談すべきでしょう。

弁護士なら、代理人となって交渉してもらえるため、相手側と顔を合わせたり、直接話をしたりする必要もありませんし、適切な条件での解決に導いてくれるため、不倫による精神的なダメージも、金銭的なダメージもだいぶ軽減されます。

慰謝料は請求しても、離婚はしないという選択肢もありますので、離婚する、しないに関わらず、不倫慰謝料請求でお悩みの際は、出来るだけ早く弁護士に相談してみることをお勧めします。

川口市、蕨市、さいたま市、京浜東北線沿線にお住まい、お勤めの方は、泉総合法律事務所川口支店の無料相談(初回1時間)を是非ご利用ください。

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